カルペ・ディエム
カルペ・ディエムはドイツのレコーディング・エンジニア、トーマス・ゲルネが創設した室内楽専門レーベル。特に古楽、現代音楽、演奏される機会の少ないクラシック作品に力を入れ、気鋭の演奏家を起用して完成度の高い音楽を提供、ダイレクトでナチュラルなサウンドを目指す姿勢はオーディオ界からの注目も集めてきました。2007年、レーベルはトーマス・ゲルネからドイツのリュート奏者ヨナス・ニーダーシュタットに譲渡され、古楽を中心としたレーベルとして再スタートしました。

CARPE 16251
甘美な思い出 シュッツからローゼンミュラーまで
 ヨハン・ローゼンミュラー(1619-1684):2−5声のソナタ集(1682)から 第1番(2声)
 ヨハン・エラスムス・キンダーマン(1616-1655):
  カンツォンとソナタ集(1653)から カンツォン第5番/ヴァイオリン独奏ソナタ
  「ああ主よ、われを罰したもうな」(詩篇第6)*/マニフィカト 第8旋法(オルガン独奏)
 フィリップ・フリードリヒ・ブーフナー(1614-1669):
  ソナタ第3番/「イエス、甘美な思い出」*/ソナタ第4番
 ザムエル・フリードリヒ・カプリコルヌス(1628-1665):「善き羊飼いはよみがえりたまえり」
 アントニオ・ベルターリ(1605-1672):
  2つのヴァイオリンのためのソナタ(ヴァイオリンとコルネットによる演奏)
 ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):「心よりわれは汝を愛す」*
 ヨハン・ローゼンミュラー:2−5声のソナタ集(1682)から 第2番(2声)

メインデルト・ズワルト(カウンターテナー)*
ギスレーヌ・ヴァウタース(ヴァイオリン)
ウィリアム・ドンゴワ(コルネット)
クリスティーネ・ゲファート(オルガン)

録音:1995年9月、トールガウ、ハルテンフェルス城内の教会、ダイレクト・ディジダル・ステレオ

17世紀後半に中部および南部ドイツで活躍した作曲家たちに焦点を当てたアルバム。17世紀前半にシュッツらによってイタリアから輸入された「新しい音楽」を消化したドイツの作曲家たちが、独自のスタイルを確立していった時期の作品が演奏されている。ちなみに、シュッツの生まれた100年後、ローゼンミュラーが没した翌年が、J・S・バッハ生誕の年。


CARPE 16252
薄明かりの歌
 ジョン・ダウランド(1562/63-1626):
  暗闇にわたしは住みたい/来たれ、重い眠り/嘆け、昼は暗闇のなかに去った
  つれない人、だからわたしの心を奪って/来たれ、重苦しい夜
  もう泣くな、悲しみの泉よ
 ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):ジョン・ダウランドによる夜の曲 Op.70(ギター独奏)
 レノックス・バークリー(1903-1989):薄明かりの歌 Op.65(高声とギターのための)

コルネリア・ヘルヴィヒ(ソプラノ)
カトリン・ゲルネ(ギター)

録音:1996年10月、1997年2月、ベルリン=ヴァンゼー、アンドレアス教会、ダイレクト・ディジダル・ステレオ

「夜」、「暗闇」、「薄明かり」をテーマとしたアルバム。


CARPE 16255
アモローゾ マンチーニ:リコーダー・ソナタ集
 フランチェスコ・マンチーニ(1672-1737):
  フルートと通奏低音のための12のソナタ(1724)から
  第2番ホ短調/第10番ロ短調/第7番ハ長調
  第6番変ロ長調/第1番ニ短調/第4番イ短調

トリオ・マンチーニ
 セシル・ルミー(リコーダー)
 ディルク・ベルナー(チェンバロ)
 野入志津子(アーチリュート)

録音:1996年12月、リヨン、聖ルイ=聖ブリュノ礼拝堂、ダイレクト・ディジダル・ステレオ

マンチーニはナポリに生まれナポリに没した作曲家。アレッサンドロ・スカルラッティの好敵手とみなされた彼は数多くのオペラ、オラトリオ、カンタータを書き、国の内外で名声を得た。「12のソナタ」はマンチーニの活躍が頂点をきわめた時期に書かれ、ロンドンで出版された、大家の風格じゅうぶんの充実した曲集。現在、リコーダー奏者の重要なレパートリーとされている。トリオ・マンチーニはバーゼル・スコラ・カントールムで出会った3人が結成したトリオ。近年活躍が目立つ野入の参加が頼もしい。


CARPE 16256
オフレンダ リコーダーとパーカッションのための20世紀作品集
 マリオ・ラヴィスタ(1943-):供物[オフレンダ](テノール・リコーダーのための)
 アンネッテ・シュルツ(1964-):夏の鎌(ソプラノ・リコーダー、アルト・リコーダー、
  テノール・リコーダー、バス・リコーダーとパーカッションのための)*
 イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971):無伴奏クラリネットのための3つの小品 から
   第1曲/第3曲(アルト・フルートのための編曲版)
 ユップ・ストラッセル(1934-):
  接触点(テノール・フルート、マリンバとパーカッションのための)*
 カリオペ・ツォウパキ(1963-):Charavgi(ルネサンス・アルト・リコーダーのための)

カティア・ライザー(リコーダー)
タン・クタイ(パーカッション、マリンバ)*

録音:1997年10月、1999年3月、ベルリン=アドラースホフ、変容教会、ダイレクト・ディジダル・ステレオ

リコーダーというと一般には教育用楽器あるいは古楽器の印象が強いと思われるが、実はこの10年ほどのうちに、リコーダーのために書かれた新作は急増している。このアルバムではリコーダーの「静」の側面を探求した作品が選ばれており、共演するパーカッション も神秘的な雰囲気を高めるのに一役買っている。テノール・リコーダーはときに尺八のように響く。ライザーはダン・ラウリン他に師事したドイツの女性リコーダー奏者。


CARPE 16257
王のシャンブル付き楽団終身音楽家
 オトテール:フラウト・トラヴェルソと通奏低音のための作品集

 ジャック=マルタン・オトテール(1680-1761):
  フラウト・トラヴェルソのための曲集第1巻 から 組曲第4番ホ短調
  フラウト・トラヴェルソのための曲集第2巻 から 組曲第3番ニ長調
  フラウト・トラヴェルソのための曲集第2巻 から 組曲第1番ト短調
  フラウト・トラヴェルソのための曲集第1巻 から 組曲第1番ニ長調

レジネーガル
 ロドリーゴ・タラーサ(フラウト・トラヴェルソ)
 クリスティーネ・ゲファート(チェンバロ)
 ペトル・ヴァグネル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

録音:1998年7月、オスナブリュック、聖マリア教会、ダイレクト・ディジダル・ステレオ

オトテールはフランスの管楽器製作家・演奏家の一族に生まれ、製作・作曲・演奏・教育のすべてにおいて最高の才能を発揮した。 彼は国王ルイ14世の宮廷楽団の管楽器奏者として活躍し、当時の音楽家としては最高の名誉である、「王のシャンブル付き楽団終身音楽家」の称号を授与された。オトテールが書いたフラウト・トラヴェルソのための作品は、現在も続く「フルート王国フランス」の幕開け を告げるものであった。
タラーサはチリに生まれ、ハーグ音楽院でバルトルト・クイケンに師事したフラウト・トラヴェルソ奏者。


CARPE 16258
ラ・ゴルフェランマ 2つのコルネットのためのイタリアの音楽 1600-1650
 ニコロ・コッラディーニ(1585?-1646):
  ラ・ゴルフェランマ[コルネット2、オルガン2]
 フランチェスコ・ロニョーニ(17世紀):
  2つのコルネットのためのカンツォン第2番(1626)[コルネット2、オルガン2]
  来たれ主よ[コルネット、オルガン]
  2つのコルネットのためのカンツォン第1番(1626)[コルネット2、オルガン2]
 サロモーネ・ロッシ(1570-1642?)
  ソナタ「ラ・ヴィエナ」(1623)[コルネット2、チェンバロ]
  ソナタ「ラ・ロマネスカ(1626)[コルネット2、チェンバロ]
  ソナタ「ラ・ベルガマスカ」(1642)[コルネット、リコーダー、レガール]
 ジュゼッペ・スカラーニ(1628-1674?):
  2声のソナタ第3番[ミュート・コルネット2、チェンバロ]
 チプリアーノ・デ・ローレ(1516-1565)/
  ジョヴァンニ・バッティスタ・ボヴィチェッリ(16世紀)編曲:
  ふたたび別れて[ミュート・コルネット、チェンバロ]
 ジョヴァンニ・バッティスタ・リッチオ(17世紀):
  ソプラノ2声のエコーのソナタ[コルネット2、チェンバロ、レガール]
 ジュゼッペ・スカラーニ:2声のソナタ第5番[コルネット2、チェンバロ]
 ジョヴァンニ・ガブリエリ(1558?-1613):
  カンツォン 第1旋法[コルネット2、オルガン2]
 ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ(1525?-1594) /
  ジョヴァンニ・バッサーノ(16-17世紀):あなたは完全に美しい
   [コルネット、オルガン]
 ジュゼッペ・スカラーニ:2声のソナタ第1番[コルネット2、オルガン]
 ダリオ・カステッロ(?-1656/58)
  ソプラノ2声のソナタ第2番[リコーダー2、オルガン]
  ソプラノ2声のソナタ第1番[コルネット2、オルガン]
 ジョヴァンニ・バッティスタ・リッチオ(17世紀):
  立ちつくすマリア(1617)[ミュート・コルネット2、オルガン]
 ジョヴァンニ・ガブリエリ:
  エコーのカンツォン 第12旋法[コルネット2、オルガン2]

ル・コンセール・ブリゼ
 ウィリアム・ドンゴワ(コルネット、リコーダー)
 濱田芳道(コルネット、リコーダー)
 カーステン・ローフ(オルガン、チェンバロ)
 ピエール=アラン・クレルク(オルガン、レガール)

録音:1998年、スイス、ローザンヌ、聖ローラン教会、ノイヒャテル歴史博物館

日本の誇るコルネット&リコーダー奏者、濱田芳道が登場! 二重合奏形式の作品を2台のオルガンを備えた聖ローラン教会で、 室内ソナタをリュッケルス製チェンバロを所蔵するノイヒャテル博物館でそれぞれ収録。コルネットの名手二人による歌い交わすような デュオが魅力。


CARPE 16261
アリア・アンティガ
 ホアキン・ロドリーゴ
(1901-1999):
 歌曲&室内楽作品集
  恋する羊飼いの歌(ソプラノとフルートのための;1935)
  古い歌[アリア・アンティガ](フルートとギターのための;1960)
  カスティーリャ詩集(ソプラノ、ピッコロ、ツィンクとギターのための;1980)から
   サン・フアン・イ・パスクァ/別離と孤独/愛する人の忍耐強さ
  前奏曲とリトルネッロ(チェンバロのための;1979)
  カナリア諸島のフォリア(ソプラノとギターのための;1958)
  2つの小幻想曲(ギターのための;1987);
   なんてすてきな小道!/セファルディムのこだま
  3つのビリャンシーコ(ソプラノとギターのための;1952);
   Pastorcito Santo/アリアと冗談/Coplillas de Belen
  即興曲(ハープのための;1959)
  夜明けのセレナード(フルートとギターのための:1982)

クリスティーネ・ヴォルフ(ソプラノ)
カトリン・ケルネ(ギター)
レギナ・ヴィルシング(フルート)
ウィリアム・ドンゴワ(ツィンク)
カティア・ライザー(ピッコロ)
ベニ・アラキ(チェンバロ)
ドメニカ・レーツ(ハープ)

録音:1999-2001年、ベルリン=アルダースホフ、変容教会

ロドリーゴの小編成作品をたっぷり楽しめるアルバム。「カスティーリャ詩集」で用いられるツィンクは、ルネサンスからバロック初期に かけて使用された木管楽器で、コルネットとも呼ばれたものです。


CARPE 16262
ガブリエル・フォーレ(1845-1924):
 ヴァイオリンとピアノのための作品集
  ソナタ第1番 Op.13/ソナタ第2番 Op.108/ロマンス Op.28

アリアドネ・ダスカラキス(ヴァイオリン*
ログリット・イシャイ(ピアノ+

録音:2000年7月、ベルリン、ジーメンスヴィラ

使用楽器:1856年ジャン=バティスト・ヴィヨーム製*/1900年頃エラール製+

ボストン生まれのダスカラキスとイスラエル生まれのイシャイが、ピリオド楽器で聴かせます。


CARPE 16263
(2CD)
アルプスの向こうの音楽 太陽王ルイ14世の宮廷
 ロスト写本から

 [室内用音楽:ラ・カッタリーナ]*
 タルクィニオ・メールラ(1595-1665):ラ・カッタリーナ
 ヨハン・ローゼンミュラー(1619頃-1684):2声のソナタ
 作曲者不詳:2声のソナタ
 ゲオルク・ムッファト(1653-1704):パッサカリア
 ジョヴァンニ・パンドルフィ=メアリ(17世紀):ラ・カステッラ
 ヨハン・ヤーコプ・フローベルガー(1616-1667):組曲第20番
 マウリツィオ・カッツァーティ(1620-1677):
  ラ・フィアスカ/12の音によるカプリッチョ/パッサカリオ=チャコーナ
 [教会用音楽:ラ・カルカニーニャ]+
 ゲオルク・ムッファト:トッカータ第1番
 ヨハン・ローゼンミュラー:ソナタ
 マウリツィオ・カッツァーティ:ラ・カルカニーニャ
 ヨハン・シュトス:ソナタ
 ゲオルク・ムッファト:トッカータ第7番
 ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(1623-1680):ソナタ第2番
 ヨハン・ローゼンミュラー:ソナタ
 ヨハン・カスパル・ケルル(1627-1693):パサカーユ
 マウリツィオ・カッツァーティ:チャコーナ
 タルクィニオ・メールラ(1595-1665):ラ・カッタリーナ

ル・コンセール・ブリゼ
 ウィリアム・ドンゴワ(コルネット、指揮) クリスティン・モラン(ヴァイオリン)
 カーステン・ローフ(チェンバロ) 西山まりえ(ハープ)
 アンネ=カトリーネ・ブヒャー(オルガン)

録音:2001年、ヌシャーテル芸術歴史博物館*/2002年、スール、聖マルタン教会+

1653年にドイツのフランツ・ロストによって編纂され、彼の死後フランス国王ルイ14世の手に渡っ た写本に収められたドイツ、オーストリア、イタリアの器楽作品を中心にしたアルバム。このとこ ろヨーロッパでの活躍が目立つ西山まりえの参加もポイントです。


CARPE 16264
「星と海」
 リー・サンタナ:ヴィオラ・ダ・ガンバとリュートのための音楽

  GREENPEACE MUSIC 2 [The North Sea - Whole Song - Whale Song]
  GREENPEACE MUSIC 5
   [Energy,kinetic,dynamic - A Prayer for Little Edie - Courtney -
    Caliban Recap]
  GREENPEACE MUSIC 4
   [What the Sea Said - What the Sky Said - Pick-a-Mowen]
  GREENPEACE MUSIC 3
   [Copperline - On the Banks of the Mississippi - The Star and the Sea -
    Fancy-Grade A - Sun Dance]
  BILDER BALLET 1 [The Window - Der Flieger - R.C. - Das rote Kissen]

ヒッレ・パール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
リー・サンタナ(リュート)

人気抜群のヴィオラ・ダ・ガンバ奏者ヒッレ・パールと、コンポーザー=リューティストであるリー・サンタナのデュオ・アルバム。 サンタナはアメリカ合衆国フロリダに生まれ、ロックとジャズのギタリストとして活動した後、古楽に惹かれてリュートを学び、 作曲も開始しました。当アルバムの収録曲もすべて彼のオリジナルです。


CARPE 16266
甘美なる旋律 17世紀イタリアの音楽
 ジュゼッペ・スカラーニ(1628頃活動-1674?):ソナタ「ラ・ノヴェッラ」
 マウリツィオ・カッツァーティ(1620-1677):
  カプリッチョ「イル・ボヴィオ」/ガリアルダ「ラ・マニャーニ」
  コッレンテ・フランチェーゼ「ラ・グラッサ」
 バルトロメオ・ディ・セルマ(17世紀):カンツォーナ第11番
 ジュゼッペ・スカラーニ:ソナタ第16番
 マウリツィオ・カッツァーティ:カプリッチョ「イル・ファントゥッツィ」
 アンドレア・ファルコニエリ(1585-1656):甘美な旋律/フォリアス
 バルトロメオ・ディ・セルマ:ファゴットのためのファンタジア
 マウリツィオ・カッツァーティ:
  カプリッチョ「イル・コスピ」/アッレマンダ「ラ・ギシラルディ」
  ジガ「ラ・マルシーリャ」
 バルトロメオ・ディ・セルマ:カンツォーナ第17番
 ジュゼッペ・スカラーニ:ソナタ第3番
 アンドレア・ファルコニエリ:パサカーユ=チャコーナ
 マウリツィオ・カッツァーティ:
  カプリッチョ第12番「夜」/陰のバッロ/コンタディーニのバッロ/パッサカリオ
 タルクィニオ・メールラ(1595-1665):チャコーナ

アンサンブル・バディネリ

 ラヘル・シュテルガー(リコーダー) ウィリアム・ドンゴワ(コルネット)
 クリステャイン・ボイス(ドゥルツィアン)
 アレクサンダー・ヴァイマン(チェンバロ、オルガン)
 カール=エルンスト・シュレーダー(テオルボ、ギター)

録音:2000年4月、ベルリン、アンドレアス教会

リコーダーとコルネットが旋律を吹き、ヴィオラ・ダ・ガンバやチェロではなくファゴットの前身 楽器ドゥルツィアンが通奏低音を吹く、管楽器を主体とした演奏です。


CARPE 16272
CRADLE OF CONCEITS
 アントニー・ホルボーン
(1545-1602):ファンタジー、エア&舞曲集
  Cradle pavan(+) / As it fell on a holly eve(*) / Cradle of conceites(*)
  Fantasia No.3(*) / Prelude(#) / Tres choses(#) / Pavane No.2(*)
  Galliard No.2(*) / Pearl(*) / Muy linda(*) / Pavane quadro(**)
  What you will(**) / The oulde almaine(++) / Pavane passamezzo(++)
  Galliard passamezzo(++) / Heartes ease(*) / Heigh ho holiday(*)
  Jast(*) / Fantasia No.1(#) / Last will and testament(#)
  The new yeares gift(*) / The teares of the muses(*)
  Mr.D.Bonds galliard(*) / Playfellow(*) / Responce galliard(*)
  Night watch(#) / Lullaby(#)

リー・サンタナ
 (リュート(*)、バス・リュート(+)、バンドーラ(#)、チターン(**)、ツィターライン(++))

録音:ドイツ、デートリンゲン

フロリダ生まれのリュート奏者リー・サンタナが5種類の撥弦楽器を弾き分けて、イングランド・ルネサンスの作曲家・リュート奏者ホルボーンの作品を演奏。アルバム・タイトルになっている「Cradle of conceit(e)s」は「奇想の揺りかご」とでも訳したらよろしいのでしょうか。


CARPE 16273
JOHN COME KISS ME NOW
 17世紀イングランドの様々な楽器のための組曲、ディヴィジョンと舞曲集

 ジョン・プレイフォード(1623-1686):ノバディズ・ジグ
 マシュー・ロック(1621-1677):「小コンソート」から 組曲第7番ト短調
 デイヴィッド・メル(1604-1662):ジョン、私にキスして
 ジョン・プレイフォード:
  「イングランドの舞踏教師」から 陽気な乞食たち−シメロンの踊り
 フランチェスコ・コルベッタ(1615-1681):スペインのパヴァン(ギター独奏)
 マシュー・ロック:
  「ブロークン・コンソート」第2部 から 組曲第2番ニ短調
  「2部のコンソート、友人たちのための」から 組曲第4番ホ短調(原調:イ短調)
 ソロモン・エクルズ(1618-1683):グラウンド上のディヴィジョン
 ヘンリー・パーセル(1659-1695):グラウンド ハ短調(チェンバロ独奏)
 マシュー・ロック:
  「2部のコンソート、友人たちための」から 組曲第6番イ短調/イ長調
 ジョン・プレイフォード:
  アイルランドのブレ/スコッツ・ラント/ウォリングフォード・ハウス/女王の喜び

ラ・ベアタ・オランダ
 クラウディア・ホフマン(ヴァイオリン、ポシェット)
 ゲラルト・シュテンプフェル(リコーダー、ヴィオル)
 トルステン・ブライヒ(テオルボ、アーチリュート、ギター、キタローネ)
 ティナ・シュペックホーファー(チェンバロ)

録音:2008年8月9-12日、ドイツ、アウハウゼン

ラ・ベアタ・オランダはオランダのハーグ王立音楽院でシギスヴァルト・クイケン、寺神戸亮に師事したクラウディア・ホフマンによって1992年にドイツのフライブルクで創設されたアンサンブル。ディヴィジョンは17世紀にイングランドで流行した変奏曲の一種です。


CARPE 16274
デ・プロフンディス
 ミシェル・ゴダール(1960-):
  「深い淵から私はあなたに向かって叫ぶ」による即興曲
 ヴォルフガング・エブナー(1612-1664):深い淵から私はあなたに向かって叫ぶ
 ゴダール/シェッパー:蜘蛛
 リー・サンタナ(1959-):島の上の島/ミスター・エド/今回が最後
 オラツィオ・ベネヴォリ(1605-1672):彼を君主たちと共に並ばせ
 アレッサンドロ・グランディ(1575/1580-1630):神が私たちを憐れみ
 アルベリク・マザーク(1609-1661):天上は静穏であった
 マウリツィオ・カツァーティ(1620頃-1677):天上で大戦争があった
 ミシェル・ゴダール:マニフィカト
 アントニオ・チフラ(1584-1629):博士たちは星を見て
 ヨハン・メルヒオール・グレートレ(1626-1683):アヴェ・マリア
 トーマス・アイゼンヒュート(1644-1702):サルヴェ・レジナ

トレ・バッシ
 アラン・ビュエ、ポール・ウィレンブロック、フィリップ・ロシュ(バス)
ミシェル・ゴダール(セルパン)
ヒッレ・パール(ヴィオラ・ダ・ガンバ、リローネ)
リー・サンタナ(キタローネ)

3人のバスと3つの低音楽器による音楽。3人のバス歌手によるグループ、トレ・バッシ(Tre Bassi;3人のバス)が当レーベルでおなじみのヒッレ・パール、リー・サンタナらと共演したユニークなプロジェクト。 セルパンはコルネット(ツィンク)族の最低音楽器で、蛇のようにくねった長い管を持っています(画像)。ミシェル・ゴダールはフランスのテューバ奏者としてジャズとクラシックの両ジャンルで活躍、また数少ないセルパンのスペシャリストとして貴重な存在です。
歌詞・英訳はウェブサイトを参照する形となっています。
低声と低音の共演ですがけけっして重苦しくはありません。17世紀の様々な作曲家たちが3人のバスのための音楽を書いていたのは少々驚きですが、彼らがバスという声によって意図したものは威嚇や鈍重さではなく、落ち着きであったことがわかります。全体にヒーリング志向と受け取れますがユーモラスな部分もあり、とにかくユニークなアルバムです。


CARPE 16276
彼らが私の名を呼ぶならば
 ディエゴ・ピサドル
(1509/10?-1557以後):歌曲&ビウエラ曲集
  「ビウエラの譜本」(1552年、サラマンカにて出版)から
   Si me llaman a mi llaman / Quien tuviesse tal poder /
   Fantasia a tre bozes del quarto to... /
   Para que es dama tanto quereros / Partense partiendo yo
   Y con que la lavare / Por una vez que mis ojos alce
   Fantasia por el quarto tono sobre ... / Si la noche haze escura
   No me llamen sega la yerba / O bene mio fa famme uno favore
   Madonna mia fan me von / Guarte guarte el rey don Sancho
   Lagrime mesti / Fantasia sin passo ninguno a tres ...
   Passeavase el rey Moro / Gentil cavallero, dadme ora un beso
   A quand'a quand'haveva / Sempre me fingo / En la fuente del rosel
   Fantasia del sexto tono a quatro / Aquellas sierras madre /
   La manana de San Juan / Si te quitase los hierros /
   Herida va la garca / Pues te partes y te vas

エル・コルテサノ
 ホセ・エルナンデス=パストル(男性アルト)
 アリエル・アブラモヴィチ(ビウエラ)

スペインの作曲家・ビウエラ奏者ピサドルの「ビウエラの譜本」には58のビウエラ伴奏歌曲と37のビウエラ独奏曲が収められています。
ホセ・エルナンデス=パストルはバーゼルのスコラ・カントールムでリチャード・レヴィットとアンドレアス・ショルに師事したスペインのカウンターテナー。アリエル・アブラモヴィチはロック、ジャズ、ラテンから転向してバーゼルのスコラ・カントールムで学んだというユニークな経歴を持つアルゼンチン生まれのギター&ビウエラ奏者。1998年、二人がバーゼルでデュオを組みエル・コルテサノを結成しました。
歌詞・英訳はウェブサイトのPDFファイルを参照・印刷する形となっています。


CARPE 16277
芳香のコンサート
 セバスティアン・マルク:即興演奏
 ミシェル・ゴダール:Ambre/Impermanence
 ジェラール・マレ:即興演奏
 ミシェル・ゴダール:Archangelica
 ミシェル・ゴダール&パトリス・エラル:即興演奏
 ガヴィーノ・ムルジア:即興演奏
 ジェラール・マレ:Nebia del baix camp
 ガヴィーノ・ムルジア:即興演奏
 ジェラール・マレ:Iconoclaste
 セバスティアン・マルク:Allemande
 ミシェル・ゴダール:Trace de Renaissance
 パトリス・エラル:即興演奏
 ミシェル・ゴダール:La ligne d'ombre/即興演奏/Ferma l'ali
 セバスティアン・マルク:即興演奏

ミシェル・ゴダール(セルパン、エレクトリック・ベース)
パトリス・エラル(パーカッション、エレクトロニクス、声)
ジェラール・マレ(ギター)
セバスティアン・マルク(リコーダー)
ガヴィーノ・ムルジア(サクソフォン、声)
ウルシュラ・S・イェオ(調香師)

録音:2009年5月13-15日、ノワールラック修道院(フランス)

フランスのセルパン奏者ミシェル・ゴダールと調香師ウルシュラ・S・イェオの企画による、音楽と香水のコラボレーション・コンサート・プロジェクトをCDの形にしたもの。ディスクの印刷面に特殊な加工が施してあり、ケースを開けると心癒す香りが広がります。
セルパンはコルネット(ツィンク)族の最低音楽器で、蛇のようにくねった長い管を持っています。ミシェル・ゴダールはフランスのテューバ奏者としてジャズとクラシックの両ジャンルで活躍、また数少ないセルパンのスペシャリストとして古楽の分野でも貴重な存在。演奏にはゴダールのコネクションが生かされ、古楽からセバスティアン・マルク、ジャズからパトリス・エラル、ジェラール・マレ、ガヴィーノ・ムルジアが参加。各々の作品や即興で聴かせる演奏の腕、エラルとムルジアの個性的なヴォイス・プレイ等、興味深い要素がいっぱいです。現代音楽、ジャズ、アンビエント…ジャンル定義しがたい内容ですが、そこがまた何とも言えない魅力。この音楽と香りにひたってしまいましょう。


CARPE 16278
一粒の涙 コルベッタ、ヴィゼバロックギター曲集
 フランチェスコ・コルベッタ(1615-1681):
  前奏曲 g sol re ut b mol/アルマンド/クラント
  サラバンド/ジグ/パッサカリア
  前奏曲 f ut fa/ヨーク公殿下のお気に入りのアルマンド
  クラント/サラバンド/ジグ
  オルレアン公夫人のトンボー/シャコンヌのカプリス
  前奏曲 b fa b mi tierce mineur/王のアルマンド
  クラント/サラバンドI/サラバンドII/パッサカリア
  モンマス公のお気に入りのガヴォット
  前奏曲 c sol ut fa b mol/パッサカリア
  オルレアン公夫人のサラバンド/ジグ
  もうひとつのシャコンヌ
 ロベール・ド・ヴィゼ(1650頃-1732):
  前奏曲/フランシスク氏のトンボー

ロザリオ・コンテ(バロックギター)

録音:2006年8月7-8日、ロヴァート(イタリア)、アヌンツィアータ修道院

フランチェスコ・コルベッタ(イタリアのパヴィア生まれ)はバロックギター史上最高のヴィルトゥオーゾと称されるギタリスト・ギター教師・作曲家。フランスでは国王ルイ14世のギター教授を務め、その後渡ったイギリスでは貴族階級の間にギター・ブームを起こしました。ロベール・ド・ヴィゼはコルベッタの教え子の一人で、「フランシスク氏のトンボー」は師への追悼曲です。
ロザリオ・コンテは1966年イタリアのタラントに生まれ、バーリのピッチンニ音楽院で学んだ後バーゼルのスコラ・カントルムでホプキンソン・スミスに師事したギター・リュート系楽器奏者。


CARPE 16279
心のおもむくままに スペイン・ルネサンス音楽と即興演奏
  パッサカリア
   バルバラ・ストロッツィ(1619-1677)/
   ジョヴァンニ・アントニオ・パンドルフィ・メアッリ(活躍:1660-1669)/即興
  パッサメッツォ・モデルノ
   ディエゴ・オルティス(1510-1570以後)/ビセンテ・パリリャ/即興
  フォリアス
   アントニオ・デ・カベソン(1510-1566):
    パバナとそのグロサ/誰のために髪を伸ばした/
   ディエゴ・オルティス/ビセンテ・パリリャ:セレルカダ第8番/
   即興:誰も愛さずにいられようか
  ガイヤルド
   ピエール・アテニャン(1494頃-1552)/即興
  グアルダメ・ラ・バカス(牛の見張り番)
   ルイス・ベネガス・デ・エネストロサ(1510頃-1570)/
   ディエゴ・オルティス/即興
  コンデ・クラロス(クラロス伯爵)
   エンリケス・デ・バルデラバノ(1500-1556)と不詳作者の作品に基づく即興
  シャコンナ
   クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1673)と
    ベネデット・フェラーリ(1603/1604-1681)の作品に基づく即興

モーレ・イスパーノ
 ビセンテ・パリリャ(リコーダー、指揮)
 ラケル・アンドゥエサ(ソプラノ)
 ファーミ・アルクァイ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 ヘスス・フェルナンデス(リュート、テオルボ)
 ミゲル・リンコン(リュート、ギター、テオルボ)
 ハビエル・ヌニェス(チェンバロ)
 アルバロ・ガリド(打楽器)

楽譜に書かれた通りに音を出してお終いではなく、心のおもむくままに即興を展開してゆく・・・これが、スペインのピリオド楽器アンサンブル、モーレ・イスパーノのポリシー。「誰々作曲の何々」で完結しない創造的な音楽が、ここにはあります。(考えてみれば、ジャズの世界では当り前のことですね。)
音楽・演奏・録音、すべてが高水準。たいへん心地よく聴き通した後、ゆったりとした満足感にひたれます。
スペインの赤ワインでも飲みながら楽しみたいアルバムです。

    


CARPE 16280
ファンタスティック・スタイル
 ジョヴァンニ・パンドルフィ=メアッリ(1620-1669頃):6つのソナタ Op.3(1660)から
   ソナタ「ラ・カステッラ」/ソナタ「ラ・メラーナ」
 ヨハン・ヤコプ・フローベルガー(1616-1667):
  皇帝フェルディナント3世の死に寄せる哀歌(1657)
 ジョヴァンニ・パンドルフィ=メアッリ:6つのソナタ Op.3 から ソナタ「ラ・チェスタ」
 ヨハン・ヤコプ・フローベルガー:トッカータ第3番ヘ長調(1649)
 ジョヴァンニ・パンドルフィ=メアッリ:6つのソナタ Op.3 から
   ソナタ「ラ・ステッラ」/ソナタ「ラ・サッバティーナ」
 ヨハン・ヤコプ・フローベルガー:組曲ニ短調
 ジョヴァンニ・パンドルフィ=メアッリ:6つのソナタ Op.3 から ソナタ「ラ・クレメンテ」

ル・コンセール・ブリゼ
 ウィリアム・ドンゴワ(コルネット[ツィンク])
 カルステン・ローフ(チェンバロ、オルガン)
 エリク・ベロック(リュート)

録音:2009年10月28-31日、ヌーシャテル(スイス)、美術・歴史博物館、ライヴ

イタリアのヴァイオリニスト・作曲家パンドルフィ=メアッリはその経歴がほとんど知られていません。現存する作品は各6曲から成る2つのソナタ集(Op.3、Op.4)のみですが、それらはコレッリ以前の器楽史において重要視されています。当CDは吹奏古楽器コルネットの名手ウィリアム・ドンゴワが Op.3の全曲で名演奏を披露したライヴ盤。同時代のフローベルガー(イタリアでフレスコバルディに師事したドイツの鍵盤楽器奏者・作曲家)の作品が曲間に演奏されています。


CARPE 16281
スウェーリンクもしも運命の女神に愛されるなら チェンバロ作品集
 ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621):
  半音階的ファンタジア/私たちのために御子が生れた/スペインのパヴァーヌ
  大公のバレット/緑の菩提樹の下で/もしも運命の女神に愛されるなら
  涙のパヴァーヌ/ああ、神よ、天から見下ろしてください/私の青春は過ぎ去り
 クラウディオ・メールロ(1533-1604):トッカータ ニ短調
 ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク:おかしなシモン
 ジョン・ブル(1562-1628):スウェーリンクのフーガによるファンタジア

アリーナ・ロタル(チェンバロ)

録音:2010年7月6-8日、アーレンスホルスト(ドイツ)、聖ヨハンニス教会

アリーナ・ロタルはルーマニアのブカレストに生まれ、1999年ドイツに移住、ジーグベルト・ランペ、カルステン・ローフ、デトレーフ・ブラチュケ、ボブ・ファン・アスペレンに師事したチェンバロ奏者。

Sweelinck: Fortune My Foe. Works for Harpsichord / Alina Rotaru


CARPE 16282
ニンフィディア−妖精の国 エリザベス&ジェイムズ朝イングランドの歌と舞曲集
 ジョン・ベネット(1575頃-1614以後):The Elves daunce
 マイケル・ドレイトン(1563-1631)作詩:Nymphidia
 トマス・レイヴンズクロフト(1582/1592-1635):Yonder comes a courteous knight
 ジョン・プレイフォード(1623-1686):Scotch Cap
 不詳:The sorrowful complaint of Susan Higges
 ジョン・ジョンソン(1545頃-1594):Quadro Paven / Quadro Galliard
 リチャード・ファラント(1530頃-1580):Panthea's lament
 ロバート・ジョンソン(1583頃-1633):Full fathom five
 不詳:Howell's Delight
 ロバート・ジョンソン:Where the bee sucks
 不詳:Grimstock
 トマス・ロビンソン(1560頃-1610頃):The new hunt's up
 トマス・アスキュー:Jig
 ジョン・ダウランド(1563-1626):O sweet woods / Can she excuse
 不詳:The Puncke's delight / The dark is my delight / Excuse me
 ジョン・プレイフォード:Bobing Joe & Jenny pluck pears
 ジョン・ダウランド:I saw my lady weepe
 不詳:Daphne - Broadside ballad [ボーナス・トラック]

パンタグリュエル
 アンナ・マリア・ヴィーロズ(歌) ドミニク・シュナイダー(笛、ギター、歌)
 マーク・ウィーラー(リュート、チターン、バンドーラ)

録音:2010年7月、コルンラーデ(ドイツ)、聖マリア教会

17世紀のイングランドで隆盛した妖精文学を下敷きとしたプログラム。2002年に結成されたパンタグリュエルはアントニー・ルーリー絶賛の古楽グループ。デンマーク生まれのソプラノ、アンナ・マリア・ヴィーロズの透き通った歌声が魅力です。


CARPE 16284
天使の歌
 ヤコブ・ファン・エイク
(1590-1657):リコーダー作品集
  「笛の楽園」第1巻 から
   Lof-zangh Marie / Engels Nachtegaeltje / Janneman en Alemoer
   O Heyligh Zaligh / Tweede Lavignione / Prinst Robberts Masco
   Bockxvoetje(第2巻 から) / Engels Liedt / Lanterlu
   Pavaen Lachrymae / Courante / Stil, stil een reys / Rosemont
   Rosemond die lagh gedocken / Lavignone / Frans Ballet

ゲラルト・シュテンプフェル(リコーダー)

録音:2008年8月、アウハウゼン(ドイツ、バイエルン州)、修道院教会

生まれながらの盲目のオランダ貴族にしてリコーダー、オルガン、カリヨンの名演奏家、作曲家であったファン・エイク。厖大な数のリコーダー独奏曲を収録した「笛の楽園」は現代のリコーダー奏者、そして古楽愛好家に遺された貴重な曲集です。
ゲラルト・シュテンプフェルはリコーダーをウルリケ・フォルクハルト、マリオン・フェラブリュッヘン、ワルター・ファン・ハウヴェに、チェンバロをアンネケ・アンテンボッシュ、カルステン・ローフに、ヴィオラ・ダ・ガンバをハルトヴィヒ・グロート、パオロ・パンドルフォに師事したドイツのピリオド楽器奏者。


CARPE 16285
グロサ ルネサンス音楽の装飾
 ルルキン(15世紀後半):De tous biens playne -
  エーヌ・ヴァン・ギゼゲム(1445頃-1476以降/1497以前):De tous biens playne
 マルケット・カーラ(1465頃-1525):Chi me dara píu pace
 バルトロメオ・トロンボンチーノ(1470-1534以降):Per dolor me bagno il viso
 ジョスカン・デプレ(1450頃-1521)/ルイス・デ・ナルバエス(活躍:1526-1549):
  Mille regretz. Canción del Emperador[千々の悲しみ.皇帝の歌]
 ジョスカン・デプレ:Mille regretz
 フィリップ・ヴェルドロ(1480頃-1530頃):Igno soave/Madonna per voi ardo
 チプリアーノ・デ・ローレ(1515頃-1565):Anchor che col partire[別れの時]
 不詳:Une jeune fillette[若い娘](出版:1576)
 ピエール・R、伝サンドラン(1490頃-1560頃):Doulce Memoire[甘い記憶]
 ビセンテ・パリリャ(1977-):アヴェ・マリス・ステラによるコントラプント
 ディエゴ・オルティス(1510頃-1570)/ビセンテ・パリリャ:
  ラ・スパニャによるコントラプント
 アントニオ・デ・カベソン(1510頃-1566):
  「La Dama le Demanda」によるディフェレンシア
 即興演奏:パッサカリア

モレ・イスパノ
 ラケル・アンドゥエサ(ソプラノ) ビセンテ・パリリャ(リコーダー、指揮)
 ミゲル・リンコン(リュート、テオルボ) ヘスス・フェルナンデス(リュート)
 ファーミ・アルクアイ、ラミ・アルクアイ、ヨハンナ・ローゼ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 ハビエル・ヌニェス(チェンバロ) アルバロ・ガリド(打楽器)

録音:2009年4月26-29日、セビリャ(スペイン)、キリスト学校小礼拝堂

16世紀の西欧音楽における装飾・変奏・即興を探求したアルバム。リコーダーのヴィルトゥオーゾ、ビセンテ・パリリャを中心に、スペイン古楽の新たなる歌姫ラケル・アンドゥエサ、自主レーベル(Alqhai & Alqhai)でも絶好調なアルクアイ兄弟らが、じっくりと、深く濃い音楽を聴かせてくれます。前作「心のおもむくままに」(CARPE 16279)には赤ワインが似合いましたが、こちらは深煎りのコーヒーを味わいながら楽しみたい、そんな感じです。


CARPE 16286
モンテヴェルディ ア・トレース・オブ・グレース
 クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
  Pur ti miro[オペラ「ポッペアの戴冠」から ただあなたを見つめ]
 ミシェル・ゴダール(1960-):L'Abbesse / Soyeusement / A trace of grace
 クラウディオ・モンテヴェルディ:Zefiro torna[西風が戻り]
 ミシェル・ゴダール:Prelude in F / Roma
 スティーヴ・スワロー(1940-):Les effets de manches
 クラウディオ・モンテヴェルディ:Pianto della Madonna[聖母の嘆き]
 ミシェル・ゴダール:Doppo il lamento
 クラウディオ・モンテヴェルディ:Si dolce è il tormento[苦しみはこんなにも甘く]
 スティーヴ・スワロー:Doppo il tormento
 クラウディオ・モンテヴェルディ:
  Oblivion soave[オペラ「ポッペアの戴冠」から 安らかにみな忘れ]

ミシェル・ゴダール(セルパン、ベースギター)
ギュメット・ロランス(歌)
ガヴィーノ・ムルジア(サクソフォン、声)
ファニー・パクー(ヴァイオリン)
ブルーノ・ヘルストロッファー(テオルボ)
スティーヴ・スワロー(ベースギター)

録音:2011年6月1-4日、ブリュエール=アリシャン(フランス)、ノワールラック修道院

「芳香のコンサート」(CARPE 16277)に続くフランスのセルパン奏者ミシェル・ゴダールのノワールラック修道院における録音で、その続編とも言えるアルバム。セルパンは蛇のようにくねった長い管を持つ、コルネット(ツィンク)族の最低音楽器。ミシェル・ゴダールはフランスのテューバ奏者としてジャズとクラシックの両ジャンルで活躍、また数少ないセルパンのスペシャリストとして古楽の分野でも貴重な存在です。当アルバムでもゴダールのコネクションが生かされ、古楽からギュメット・ロランス、ファニー・パクー、ブルーノ・ヘルストッファー、ジャズからガヴィーノ・ムルジアとスティーヴ・スワローが参加。古楽トリオとジャズ・トリオのコラボレーションで展開されるジャンルも時代も超えた渋く知的な雰囲気の音楽がリスナーを魅了します。アルバム・タイトルは「恩寵の跡」、「神の恵みをたどって」とでも訳すべきなのでしょうか、現在は建物だけになってしまったノワールラック修道院、天才モンテヴェルディとその音楽にインスパイアされたゴダール、スワローの作品に掛けられているのかもしれません。


CARPE 16287
薔薇と刺草(バラとイラクサ) トレチェント(14世紀イタリア)の音楽
 エギディウス・ダ・フランチア(14世紀):Intro - Donna s'amor
 アンドレア・ダ・フロレンティア(?-1415):Cosa crudel
 バルトリーノ・ダ・パドヴァ(活躍:1365頃-1405頃):El no me giova
 フランチェスコ・ランディーニ(1325/1335頃-1397):Somma felicità
 アンドレア・ステファーニ(活躍:1399頃):Con tutta gentilezza
 バルトリーノ・ダ・パドヴァ:I bei sembianti
 即興演奏:Interlude
 不詳:Nel mio bel orto / Lauda
 バルトリーノ・ダ・パドヴァ:La douce cere
 不詳(ファエンツァ写本所収):Interlude
 バルトリーノ・ダ・パドヴァ:Alba colomba
 不詳:Passando in ombra (Madrigal / Estampie)
 ドン・パオロ・ダ・フィオレンティア(1355頃-1436以後):Amor da po'che
 ゲラルデッロ・ダ・フィレンツェ(1320/1325頃-1362/1363):Donna, l'altrui mirar
 エギディウス・ダ・フランチア:Donna s'amor

アンサンブル・シンタグマ
 入澤真美、カトリーヌ・ジョスラン(ソプラノ) 太刀川昭(カウンターテナー)
 守谷敦(リコーダー) ソフィア・ダニレフスキ(中世フィドル)
 ジェローム・サロモン(打楽器) ベランジェル・サルダン(中世ハープ)
 マルニクス・ファン・ゼップ(カリヨン)
 アレクサンドル・ダニレフスキ(中世リュート、Chekker、ディレクター)

録音:2010年8月4-6日、ビルシュ(フランス)、聖オーギュスタン礼拝堂

「イタリアのアルス・ノヴァ」とも称されるトレチェント(1300年代、つまり14世紀イタリア)を代表する一人であるバルトリーノ・ダ・パドヴァと同時代の作曲家たちによる、非常に手の込んだ精巧緻密な音楽を取り上げたアルバム。日本人メンバーの活躍がうれしいアンサンブル・シンタグマ。演奏至難な音楽をまったくそのように聴かせないその演奏技術の高さに驚嘆させられます。「聴く」という行為の感覚すら忘れさせる音楽はほんとうに独特で、うまく文章で表せないものがあります。


CARPE 16288
アレッサンドロ・ピッチニーニ(1566-1638頃):アーチリュートのための作品集
  トッカータ第8番/舞踏のためのガリアルダ第4番
  コッレンテ第2番/半音階的トッカータ第12番(*)/トッカータ第3番
  変奏によるサラバンドのアリア(*)/トッカータ第26番(*)/パッサカリア
  コッレンテ第10番/トッカータ第3番(*)/リチェルカーレ・ムジカーレ第1番(*)
  トッカータ第7番/ガリアルダ第1番/コッレンテ第9番/トッカータ第6番
  ガリアルダ第3番/コッレンテ第8番/フランス風サラバンド
  リチェルカーレ第1番/トッカータ第8番(*)
  チャッコーナ「スペイン風マリオナ」
  (*)「リュート曲集第1巻」(1623)から/(無印)「リュート曲集第2巻」(1639)から

ロザリオ・コンテ(アーチリュート)

録音:2011年8月24-27日、アヌンツィアータ修道院、ロヴァート(イタリア)

アレッサンドロ・ピッチニーニはボローニャに生まれ、ルネサンス末期からバロック初期にかけてイタリアで活躍したリュート奏者・作曲家。アーチリュートはリュートに棹のような拡張ネックを取り付け開放バス弦を張った楽器。ピッチニーニは1623年出版の「リュート曲集第1巻」において自分がこの楽器の発明者であると主張しています。ロザリオ・コンテは1966年イタリアのタラントに生まれ、バーリのN・ピッチンニ音楽院で学んだ後、バーゼルのスコラ・カントールムでホプキンソン・スミスに師事したリュート、ギター奏者。


CARPE 16289
オランダのリュート音楽
 ティシウスのリュート曲集(1595-1646)から
  Met dat schuijtgen al over dat meertgen/Jan Dirrixz
  In een groot ongheluck/T' souw een meijsken gaen om wijn
  Ick lijd' int hart pijn onghewoon - Mr. David
  Daer is een Leeuwerck doot ghevallen
 フレホリオ・フエト(1550以前-1616頃):ファンタジア
 ニコラ・ヴァレ(1583頃-1644以後):
  前奏曲/緑の菩提樹の下で/哀歌の形式によるパヴァーヌ
  イングランドの歌
 フレホリオ・フエト:ファンタジア
 ヨアヒム・ファン・デ・・ホーフェ(1567-1620):
  前奏曲/アルマンド/涙のパヴァーヌ/Susanneken
  Het Laeste Leijtsche Afscheyt/Favorito - Diomedes Cato
  Windeken/ガリアルド/ファンタジア第6番/アルマンド/ガリアルド
  フランドルの歌
 エマヌエル・アンドリアーンセン(1554頃-1604):
  イングランドの歌−別のイングランドの歌−イングランドのサルタレッロ

アントニー・ベイルズ(リュート)

録音:聖マリア教会、シェーネモーア(ドイツ)、時期の記載なし

リュート界の重鎮で、アムステルダムのスウェーリンク音楽院教授として数多くの優秀なリュート奏者を輩出したアントニー・ベイルズによる、16世紀後半から17世紀前半にかけてのオランダのリュート音楽。


CARPE 16290
ヨハン・ヤコプ・フローベルガー(1616-1667):組曲&トッカータ集
  ブランシュロシュ氏の死に際してパリで書いたトンボー
  組曲第19番; アルマンド,ジグ,クラント,サラバンド
  トッカータ第2番
  組曲第2番; アルマンド,ジグ,クラント,サラバンド
  組曲第12番; ラメント,ジグ,クラント,サラバンド
  組曲第13番; アルマンド,ジグ,クラント,サラバンド
  リチェルカーレ第7番/トッカータ第19番
  組曲第14番; ラメンタシオン,ジグ,クラント,サラバンド
  トッカータ第11番

アリーナ・ロタル(チェンバロ)

録音:音楽・歴史博物館、ヌーシャテル、スイス 時期の記載なし

アリーナ・ロタルはルーマニアのブカレストに生まれ、1999年ドイツに移住、ジーグベルト・ランペ、カルステン・ローフ、デトレーフ・ブラチュケ、ボブ・ファン・アスペレンに師事したチェンバロ奏者。前作:スウェーリンク:チェンバロ作品集(CARPE 16281)。


CARPE 16291
アレクサンドル・ダニレフスキ(1957-):不確定性原理
  ラウダ−レイチェル・ベックウィズの記念に(*)
  黙示録−アルフレト・シュニトケの記念に(無伴奏チェロのための)(+)
  悲しみへのオード(*)
  リコーダー・クアルテットのためのアンティフォナ(#)

アンサンブル・シンタグマ(*)
 ジュジャンナ・トート(ソプラノ) 太刀川昭(カウンターテナー)
 守谷敦(リコーダー) アレクサンドル・ダニレフスキ(リュート、指揮)
 ニマ・ベン・ダヴィド、ソフィア・ダニレフスキ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

フランダース・リコーダー・クアルテット(#)
 トム・ベーツ、バルト・スパンホーフ、パウル・ファン・ルイ、
 ヨリス・ファン・ゲーテム(リコーダー)

ラリッサ・グルーネフェルト(チェロ(*/+))

録音:時期の記載なし、AMUZ、アントウェルペン、ベルギー

ロシアのサンクトペテルブルクに生まれフランスに移住した作曲家・リュート系&フィドル系楽器奏者でアンサンブル・シンタグマ主宰、アレクサンドル・ダニエレフスキの瞑想的作品集。レイチェル・ベックウィズは自分の誕生日のプレゼントの代わりに発展途上国の飲料水問題の克服を推進する非営利団体への寄付を求めたアメリカ合衆国の少女。彼女は誕生日の直前に自動車事故に巻き込まれ9歳で亡くなってしまいましたが、彼女の願いはソーシャル・ネットワークによって広く知られるところとなり、寄付額は亡くなって3週間で100万ドルを超えました。「ラウダ−レイチェル・ベックウィズの記念に」の歌詞は15世紀イタリアのラウダ(賛歌)から採られています。


CARPE 16292
ハリー、われらの王 テューダー王ヘンリー8世のための音楽
 不詳:England be glad[イングランドよ、喜べ]
 ヨハンネス・オケゲム(1410頃-1497):
  死者のためのミサ(レクイエム)から イントロイトゥス
 ヘンリー8世(1491-1547):Gentil Prince de Renom[高名なる公」
 不詳:Nil maius superi Vident(5声)/The hunt is up[狩は終わった]
 ヘンリー8世:Green groweth the holly[ひいらぎは緑に繁り]
 不詳:Jay pryse amours
 ウィリアム・コーニッシュ(1465-1523):
  Blow thy horn, hunter[角笛を吹き鳴らせ、狩人よ]
 クロード・ジェルヴェーズ(1510-1558):
  La Battaglia[ラ・バッタリア](パヴァーヌ)(*)
 不詳:And I were a maiden[もし私が少女なら]
 不詳:Pray we to God[われらは神に祈る]
 アントワーヌ・ビュノワ(1432-1492):Fortune esperée[絶望的な運命]
 不詳(16世紀前半):Fortune my foe[運命、わが敵]
 ウィリアム・バード(1543-1623):Fortune my foe (*)
 不詳:If Love now reigned[今、愛が支配するならば]
 ウィリアム・コーニッシュ:A Robin, gentle Robin[ああ、ロビン、優しいロビン]
 ヘンリー8世:Taunder naken[タンデル・ナーケン](*)
 クロード・ジェルヴェーズ:La Battaglia[ラ・バッタリア](カイヤルド)(*)
 ヘンリー8世:Patime with good company[良き仲間との気晴らし]
 ヘンリー8世:Helas, madame[ああ、マダム](*)
 不詳:La doune cella (*)
 不詳:Adieu madame ma maistresse[さようなら、マダム、愛しの女よ]
 フィリップ・ヴェルドロ(1480-1562):Santa Maria[聖なるマリア](6声)

チャールズ・ダニエルズ(テノール)
カペラ・デ・ラ・トレ
 ジェレミー・ウェスト(コルネット[ツィンク])
 ヒルデガルト・ヴィッパーマン(アルト・ショーム、リコーダー)
 デトレーフ・ライマース(サックバット)
 レギナ・ハーンケ(バス・ドゥルツィアン、リコーダー)
 ヨハネス・フォクト(リュート) ペーター・A・バウアー(打楽器)
 カタリーナ・ボイムル(ショーム、指揮)

録音:2011年10月11-14日、修道院教会、アウハウゼン、ドイツ

テューダー朝のイングランド王ヘンリー8世(在位:1509-1547)の周辺の音楽を集めたアルバム。イギリスの古楽の名歌手チャールズ・ダニエルズが、古い英語の発音を踏まえた端正な歌を聴かせます。カペラ・デ・ラ・トレは2005年、ミュンヘン生まれのリコーダー&リード楽器奏者カタリーナ・ボイムルによって創設されたピリオド楽器アンサンブル。(*)は器楽演奏。


CARPE 16293
寒い冬の日に ブリテン諸島の初期クリスマス音楽とキャロル
 イングランド伝承曲:A Wassail, a Wassail[宴だ、宴だ]
 ヒューロン伝承曲:'Twas in the moon of wintertime[冬の月夜のことだった](*)
 イングランド伝承曲:The moon shines bright[月は明るく輝く]
 ターロック・オキャロラン(1670-1738):チューン第176番(*)
 イングランド・フランス伝承曲:The holly and the ivy[ひいらぎとつたは]
 スコットランド伝承曲:A naoidhe naoimh[おお、聖なる御子よ]
 トマス・ウィールクス(1576-1623):
  To shorten winter's sadness[冬の悲しみを短くするために](*)
 アイルランド伝承曲:
  Don oíche úd i m Beithil[その夜、ベツレヘムで]
  Christmas Eve - Christmas in Killarney - Christmas Day in the morning -
  The day before Christmas
  [クリスマス・イヴ−キラーニーのクリスマス−クリスマスの朝−
  クリスマスの前日](*)
 イングランド・フランス伝承曲:Pat-a-pan[パタパン]
 スコットランド・ゲール伝承曲:
  Tàladh ar Slànaighear[われらの救い主の子守歌]
 アイルランド伝承曲:On a cold winter's day[寒い冬の日に](*)
 イングランド伝承曲:A babe is born all of a maid[処女から御子が生まれた]
 ニコラウス・ネヴェルクラ(1974-):
  This is the truth sent from above[これぞ天より送られしまこと]
   (イングランド伝承曲の主題による)(*)
 イングランド伝承詩/アイルランド伝承曲:
  Wexford Carol[ウェクスフォード・キャロル]
 ウェールズ・イングランド伝承曲:Gower Wassail[ガワーの宴]
 イングランド伝承曲:Drive the cold winter away[寒い冬を追いやろう](*)
 イングランド伝承曲:Deck the hall[ひいらぎ飾ろう]

クアドリガ・コンソート
 エリーザベト・カプラン(歌) アンゲリカ・ヒューマー(リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 カリン・ジルドルフ(リコーダー) ドミニカ・トイフェル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 ペーター・トレッフィンガー(バロック・チェロ) ラウレンツ・シッフェルミュラー(打楽器)
 ニコラウス・ネヴェルクラ(チェンバロ、指揮)

録音:2012年5月3-6日、ゲルトルート教会、ガルス・アム・カンプ、オーストリア

オーストリアのチェンバロ奏者・編曲家・指揮者ニコラウス・ネヴェルクラ(1974-)の編曲による英国の古いクリスマス音楽を集めたアルバム。2012年のクリスマスに合わせて発売されました。クアドリガ・コンソートは2001年にネヴェルクラによって創設されたオーストリアの古楽アンサンブル。(*)は器楽演奏。


CARPE 16294
世界と音楽 1500年頃のスペインとフランドルにおける器楽
 アントワーヌ・ブリュメル(1460頃-1515以後?):Tandernac
 アレクサンダー・アグリコラ(1445/1446?-1506):Gaudeamus omnes in Domino
 バルトロメウス・ラミス・デ・パレイア(1440?-1522):
  Mundus et musica et totus concentus
 ヨハンネス・ティンクトーリス(1435-1511):Le souvenir
 ヨハンネス・オケゲム(1410頃-1497)/ヨハンネス・ティンクトーリス:
  D'ung aultre amer
 ヨハンネス・ティンクトーリス:De tous biens playne / Eleas Abrayam
 ベニト修道士:Kyrie / Gloria
 不詳:Undecim apostoli secuti sunt Patrem (Canon)
 グリエルムス師[グリエルモ・エブレオ・ダ・ペーザロ](1420頃-?):
  La Spagna / Falla con misuras
 エーヌ・ヴァン・ギゼゲム(1445頃-1472以後):Alez, regrez −
  アレクサンダー・アグリコラ:Alez, regrez
 アレクサンダー・アグリコラ:Comme femme
 不詳:Ave sanctissima Maria
 ヨハンネス・ティンクトーリス:Aleluya
 アレクサンダー・アグリコラ:Cecus non judicant de coloribus
 ヨハンネス・ティンクトーリス:Tout a par moy
 ロイゼ・コンペール(1445頃-1518):Beaulte damours
 アレクサンダー・アグリコラ:Princesse de toute beaulte
 ロイゼ・コンペール:Le grant desir d'aymer m'y tient

クアリア
 アンナ・ダニエレフスカヤ(フィドル) クリストフ・デリニェ(オルガネット)
 ランバート・コルソン(リコーダー、コルネット、指揮)

録音:2012年6月26-29日、処女礼拝堂、マニト城、サン=ジェルヴェ、フランス

15世紀の音楽を収めた重要資料のひとつであるセゴビア写本(スペインのセゴビア大聖堂参事会書庫に所蔵されていたもの)に現れるフランドルの作曲家たちの作品を、弦・管・鍵盤楽器各1というシンプルな編成で演奏したアルバム。原語タイトルの「Mundus et Musica」はラテン語で、「世界と音楽」の他、「宇宙と音楽」「人間と音楽」といった解釈も可能です。ヒーリング系の趣もある音楽。演奏グループ名「Qualia」は「クオリア」と読むかもしれません。


CARPE 16295
J・S・バッハ(1685-1750)/ミゲル・リンコン編曲:
  ソナタ BWV1001(原曲:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番)
   アダージョ,フーガ,シチリアーナ,プレスト
  パルティータ BWV1004(原曲:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番)

ミゲル・リンコン(バロック・リュート)

録音:2012年8月16-18日、平和の聖マリア教会、セビリャ、スペイン
使用楽器:フランシスコ・エルバス製、ピッチ:A4=392 調弦:ヴァロッティ

スペインで今最も活躍しているリュート奏者のひとりであるミゲル・リンコン(1979年生まれ)が自ら編曲して取り組んだバッハの「無伴奏」。むしろリュート用が原曲だったのではないかと感じるほど流麗で味わいの深い音楽を聴かせてくれます。彼の師であるフアン・カルロス・リベラがバッハの無伴奏チェロ組曲第1−3番をキタローネ(最も大型のリュート)のために編曲し録音していた(Lindoro, MPC 0704)ことを思い出しました。さすがスペイン、やはり撥弦楽器には強い。


CARPE 16297
魔法のランプ
 パガニーニ
(1782-1840):
  ヴァイオリンとギターのためのチェントーネ・ディ・ソナタ第3番(*)
  ヴァイオリンとギターのためのチェントーネ・ディ・ソナタ第2番(*)
  メヌエット[Minuetto simigliato alla gentilissima sig.a Emiglia Denegno]
  ヴァイオリンとギターのためのチェントーネ・ディ・ソナタ第15番(*)
  ギター・ソナタ第35番
  ヴァイオリンとギターのためのチェントーネ・ディ・ソナタ第5番(*)
  ギターのためのソナティナ
  ヴァイオリンとギターのためのチェントーネ・ディ・ソナタ第6番(*)
  メヌエット[Minuetto che va chiamando Dida]
  ヴァイオリンとギターのためのチェントーネ・ディ・ソナタ第17番(*)
  カンタービレ Op.17(ヴァイオリンとギターのための編曲版)(*)

Keiko Yamaguchi(ヴァイオリン(*))
ロザリオ・コンテ(ギター)

録音:2012年6月3-6日、受胎告知修道院、ロヴァート、イタリア
使用楽器:1822年、パリ、ニコラ・ルポ製(ヴァイオリン)
      1995年、ローマ、マリオ・ロザッツァ=フェラリス製(モデル:ニコラ・グロベール製)

Keiko Tamaguchiは東京芸術大学で清水高師に、バーゼルでアデリーナ・オプレアンとジェラール・ヴィスに、ルツェルン音楽院でジュリアーノ・カルミニョーラに師事した後、バーゼルのスコラ・カントールムでキアラ・バンキーニにバロック・ヴァイオリンを師事したヴァイオリン奏者。スイスを本拠にソロ活動の他、アンサンブル415やルツェルン祝祭弦楽合奏団等ピリオド、モダーンを問わず数多くのアンサンブル、オーケストラのメンバーとして活躍しています。彼女が弾くヴァイオリンは「フランスのストラディヴァリウス」と称されたニコラ・ルポ製のオリジナル楽器。


CARPE 16298
パーセニア
 ウィリアム・バード(1540頃-1623):
  前奏曲/ウィリアム・ピーター卿のパヴァーとガイヤルド
  前奏曲/ブラウンロー夫人メアリーのガイヤルド
 ウィリアム・バード/サイモン・マクヘイル編曲:
  ソールズベリー伯爵のパヴァーヌとガイヤルド、第2のガイヤルド
 ジョン・ブル(1562頃-0628):
  前奏曲/トマス・ウェイク卿のパヴァーヌとガイヤルド
  パヴァーヌ/ガイヤルド/ガイヤルド/ガイヤルド
 オーランド・ギボンズ(1583頃-1625):ガイヤルド/4部のファンタジア
 オーランド・ギボンズ/カタリナ・ビセンス編曲:
  ソールズベリー卿のパヴァーヌとガイヤルド(*)/女王の命令(*)
 オーランド・ギボンズ:前奏曲

カタリナ・ビセンス(ヴァージナル、チェンバロ、スピネット)
レベッカ・ルソー(トレブル・ヴィオル、ヴィオラ・ダ・ガンバ(*))

録音:2013年1月22-26日、バート・クロツィンゲン城、ドイツ

歴史上最初に出版されたヴァージナル曲集「パーセニア」(1612/1613?)に収録されたイングランドの3人の作曲家の作品を収録。カタリナ・ビセンスはチリのサンティアゴに生まれ、カーティス音楽学校(アメリカ合衆国フィラデルフィア)でライオネル・パーティに、フライブルク音楽大学(ドイツ)でロバート・ヒルに、バーゼル・スコラ・カントールム(スイス)でアンドレア・マルコンに師事したチェンバロ奏者。


CARPE 16299
サンティアゴ・デ・ムルシア(1673-1739):
  「シフラ・セレクタス・デ・ギタラ」(1722)から
   ハカラ ホ調/クンベ イ調/パッサカリア ホ調/その調のプロポルシオン
   サランベケ ハ調/海辺のハカラ/スペインのフォリア/カナリオ ハ調
   十字架のパッサカリア/その調のプロポルシオン/パラデタ ハ調
   ラ・アスセナ ホ調/ガイヤルドのディフェレンシア ホ調/マリオナ ロ調

クリスティアン・グティエレス(バロックギター)

録音:2013年4月、聖ユルゲン教会、リリエンタール、ドイツ
使用楽器:2012年、フリオ・カスタニョス(マラガ、スペイン)製(モデル:フアン・パヘス製)

サンティアゴ・デ・ムルシアはマドリードに生まれ、スペイン国王フェリペ5世の妃マリア・ルイサ・デ・サボヤのギター教師を務めたギター奏者・作曲家。「シフラ・セレクタス・デ・ギタラ」(「ギター譜選」のような意味)は2003年に南米チリの首都サンティアゴの古本屋でチリ・ポンティカ・カトリック大学の音楽学者アレハンドロ・ベラ(ブクレット解説も担当)により発見された、多様な舞曲が収められた写本。
クリスティアン・グティエレスはチリのサンティアゴに生まれ、チリ大学芸術学部音楽院でエルネスト・ケサダに学んだ後、スペインに国費留学しフアン・カルロス・リベラ、ハビエル・ディアス・ラトレに師事したギター奏者。


CARPE 16300
二人のフランチェスコ
 フランチェスコ・スピナチーノ(15世紀後半-16世紀前半):
  リュート・タブラチュア集(1507、ヴェネツィアにて出版)から
   第1巻第30曲/第1巻第25曲/第2巻第43曲/第1巻第41曲
   第1巻第37曲/第1巻第31曲/第1巻第29&28曲/第1巻第34曲
 フランチェスコ・ダ・ミラノ(1497-1543):
  リチェルカーレ(4)/リチェルカーレ(2)/ファンタジア(33)
  ファンタジア(34)/ファンタジア(40)/リチェルカーレ(16)
  リチェルカーレ(51)/ファンタジア(15)/ファンタジア(32,31&61)
  ファンタジア(67)/ファンタジア(38)/リチェルカーレ(91)
  リチェルカーレ(84)/ファンタジア(82)

ピーター・クロトン(リュート)

録音:2012年4月、バインヴィール修道院、バインヴィール、スイス
使用楽器:1992年、マイケル・ロー(オックスフォードシャー、イギリス)製

16世紀前半にイタリアでリュート奏者兼作曲家として活躍した二人のフランチェスコの作品を採り上げたアルバム。スピナチーノは音楽史上最初に出版されたリュート譜とされる2巻の曲集(当録音の楽曲譜の収録元)によってのみ後世に伝わっている人物。フランチェスコ・ダ・ミラノはイタリアのミラノ近郊に生まれ、ローマ教皇庁宮廷、ミラノ大聖堂、イッポーリト・デ・メディチ枢機卿のローマ宮廷等で活躍し、当時最高の評価を得ていた音楽家。
ピーター・クロトンは1957年アメリカ合衆国ニューヨーク・シティに生まれ、オバーリン音楽院でロリス・チョバニアン、スイスのバーゼル・スコラ・カントールムでオイゲン・ドンボワ、ホプキンソン・スミスに師事したリュート&ギター奏者。スイスの移住し、2013年現在バーゼル・スコラ・カントールム、バーゼル音楽院、ベルン音楽院で教職に就いています。


CARPE 16301
アンネ・ヒュッタ(1974-):夢の光景
  Clouds(*)/ Undrestille I(+) / Undrestille II(+) / Undrestille III(+)
  Prelude in light blue(**) / A light blue rondo(**) / Gorr(+) / Mørk Blå(*)
  Ramme(#) / A Rune Tune(#) / The Blind Door(#) / Ved árinn(++)
  En Stille(**) / Den Stille Hagen(**)

アンネ・ヒュッタ(ハリングフェレ(*/+/#)、ヴィオラ・ダモーレ(**)、ヴィエール(++))

録音:2013年5月13-16日、マリア教会、グラン、ノルウェー
使用楽器、チューニング:
 2001年、Salve Håkedal製、E-A-D-A-E(*)/1983年、Einar Londar製、F-C-A-E(+)
 2002年、Olav Vindal製、C-E♭-C-G-D(#)/2003年、Salve Håkedal製、F-D-A-D(**)
 1999年、Sverre Jensen製、E-D-A-E-A(++)

ノルウェーのハリングフェレ(ハルダンゲル・フィドル)奏者アンネ・ヒュッタの完全自作ソロ・デビューCD。冷涼な空気感とどこか素朴な生活感が漂う音楽です。ハリングフェレはノルウェーの民族的弓奏楽器。形はヴァイオリンに似ていますが、4本の演奏弦(最近は5弦のものもあり)に加え共鳴弦を持つのが特徴です。アンネ・ヒュッタは「Slagr」「Tokso」等のノルウェー民族楽器グループに参加してきた他、中世弦楽器のスペシャリストとして古楽器アンサンブル「カレンダ・マヤ」にも参加しています。


CARPE 16302
ダヴィッド・シュヴァリエ ダウランド−鏡の戯れ
 伝承曲/シェークスピア作詩/ダヴィッド・シュヴァリエ編曲:
  柳の歌 [The Willow song]
 ジョン・ダウランド(1563-1626):晴れても曇っても [Clear or cloudy]
 ジョン・ダウランド/ダヴィッド・シュヴァリエ編曲:
  流れよ、わが涙 [Flow my tears]/彼女は許すだろうか [Can she excuse]
  来たれ、いま一度 [Come again]
  ぼくは愛しい人が泣くのを見た [I saw my lady weep]
  さあ、おいで [Come away]
  愛と運命にそむかれた君たち [All ye whom Love or Fortune]
  いちばん低い木にも [The lowest trees]
 ジョン・ダウランド:暗闇に住まわせておくれ [In darkness let me swell]

アンヌ・マグエ(ソプラノ)
ダヴィッド・シュヴァリエ(ギター、テオルボ)
ブルーノ・ヘルストロッファー(テオルボ)

録音:2013年2月、ノワルラック修道院、ブリュエール=アリシャン、フランス

フランスのジャズ・ギタリスト、ダヴィッド・シュヴァリエのアコースティック・アレンジによるダウランド・ソングブック。情熱を内に秘めた繊細なギター・プレイにヴォーカルが軽く応える、上品に仕上がったアルバムです。

このページのトップへ

輸入・発売:サラバンド